WORKS BOOTS, 修理事例

RedWing8849 × ベルギーレザーソール

みなさま、こんにちは!

先日のラグビーワールド決勝戦、日本では野球の日本シリーズで
連日盛り上がっている方が多いのではないでしょうか^^
応援疲れが出ませんように!


さて本日はRedWing8849 CLASSIC MOC のご紹介です。
フルグレインレザーの自然な膚目がお好きな方も多いのではないでしょうか。
オイルが多めに含まれており、エイジングもしやすく
マットな感じも良いですよね~


先ずはBeforeからご覧ください!



またまた履きおろし前の新品をお預かりいたしました。

しっかりご要望をお伺いし、仕上がりましたのがコチラ☟



一見スペードソールのなので、
ミチヤカスタムに見えますが実はちょっと違うんです~


先ずはメインのソールですが、
ハーフラバーとトライアンフスチールもオーダーいただいておりますので
屈曲性のあるしなやかさと、革の密度もありバランスの良い
ベルギーレザーソールをチョイスいただきました。
そしてフロントミッドは3㎜で、ボリュームは抑え目です。


そして、スペードソール時はマスタなリウェルトも行っております。
今回、オーナー様より『ゴリゴリなドレスシューズ仕様で』と
リクエストをいただき、ワークブーツには見かけない仕様にてご対応しております。



8849は360℃グッドイヤー製法なので、全周に縫いがかかっています。
(Before画像を今一度ご覧ください!)
縫いがかかっているという事は、もちろん、ヒール周りにウェルトもあり
ワークブーツらしいボリューム感や雰囲気を出している点でもあるのですが
今回のご要望ではヒール周りはハチマキというパーツを使い
本格的なドレスシューズのヒール仕様へ変更しております。


ハチマキはコチラ☟



ハチマキは、ドレスシューズの中底とアウトソールを繋ぐ大切なパーツで
ウェルトと同じ役割なのですが、直接ハチマキを中底に釘で固定します。
ヒール周りにウェルトの出幅がない分、コンパクトに仕上げることができます。


ただ、ハチマキ仕様へ変更してしますと
オリジナルの360℃グッドイヤー製法へ戻す際
かなり難しくコストもかかる内容になりますので、
ご依頼いただく際はそのあたりもご考慮くださいませ!


ヒールは積革3枚のロガーヒール、トップリフトはCat’s Pawです。

ソールカラーはブラウン、エッジカラーはダークブラウンです。


ここまで来ても何がミチヤカスタムと違うん?と思いますよね。
ミチヤカスタムは全周丸コバなのですが、
ドレスシューズ仕様の8849のカスタムなので、踏まず丸コバ→前側は平コバのお仕上げです。
ウェルトにはピッチに合わせて目付も行っております。


ステッチウェルト側はキナリ、ソール側はブラック。


そして、ハーフラバー&トライアンフスチール装着し
スチール周りにご希望で飾り釘を施し完成です!



いかがでしょうか!?
見た目だけではなく見えないところもこだわりの一足が仕上がりました!
また楽しんでお使いいただけますと嬉しいです^^
ありがとうございました!



オールソール ¥17,600- (ベルギーレザーソール)
Cat’s Paw ¥1,650-
フロントミッド3㎜ ¥2,750-
リウェルト ¥12,100-
ハチマキ仕様へ変更 ¥3,300-
ハーフラバー ¥3,850-
トライアンフスチール ¥4,950-








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2023年10月30日 | Posted in WORKS BOOTS, 修理事例