グッドイヤーウェルテッド製法
みなさま、こんにちは!
真冬に逆戻りな気候に、布団から抜け出せず
あっという間に休日が終わってしまいました。。。
さて、本日は製法についてお話していきたいと思います。
色々な製法がある中で
グッドイヤーウェルテッド製法は
本格高級靴の基本と言ってもいいかもしれません。
接着剤でくっつけるセメント製法や
シンプルな縫製のマッケイ製法等と比較しても
複雑に縫製することによって耐久性と
隙間が生じにくい構造のため、耐水性に優れた製法です。
起源は1870年代後半のアメリカ、
それまではハンドソーンウェルテッド製法が主流の中
チャールズ・グッドイヤーJrがロックミシンを応用した機械で
製法を考案したのが始まりとされています。
甲革(アッパー)部分に取り付けられたウェルト(細い帯状の革)を
ソールに縫い付けていく製法です。
このウェルトを使用することにより、
アッパーとソールを直接縫い付けないためソール交換や
中に敷き詰められたコルクなども取り換えが可能となります。
クッドイヤーウェルテッド製法の靴は高価な靴
という印象をお持ちの方も多いと思いますが、
考えられた製法によって、
長期的にケアを行いながら履き続けることが出来ます。
製造される過程はすべて機械で行われますが、
修理時は下記画像のように手作業で行われます。
画像は『すくい縫い』です。
手元に注目いただくとお気づきになるかと思います。
すくい縫いに使用する針は、通常の針とは違い針先が湾曲しています。
そのままですが、すくうように手縫で一針人針丁寧に縫い付けていきます。
少しですが、作業風景もこのBLOGを通して
ご覧いただければと思っております。
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