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KOTOKA 製法について①

今後の運営・納期のご案内 につきましてもご一読いただけますと幸いです


みなさま、こんにちは!






本日はいつもの視点を変え
KOTOKAに採用されている製法について
ご紹介させていただきたいと思います。




先ずはKOTOKAの代名詞的なモデル一枚革ダービーに採用されている
ステッチダウン製法についてです。




ワークブーツに採用されているアメリカンステッチダウンと
カジュアルなアンライニングのステッチダウンの
2種類のステッチダウンがあるのをご存じでしょうか??




ステッチダウン製法と聞くと

WHITE’S BOOTS(ステッチダウンとブランド独自の製法のMIX)
WESCO
Danner etc・・・

が有名なメーカーで
アウトドアだけでなくタウンユースにもバイクの共にご愛用者も多いかと思います。

現在でも米国の消防士や軍用に採用されており
Dannerに関しては日本の自衛隊に配給されていた時期もある
名実ともに本格的ワークブーツメーカーです。




そして、アンライニングのステッチダウンの代表は Clarks です。
1950年代に登場したデザートブーツは
当時の軍用のチャッカブーツからヒントを得て
軽くて柔らかいタウンユースメインとして商品化され
世の中へ広めたブランドとなりました。


元々シンプルな作りだった製法が
産業の発展と共に耐久性を求め高める為に進化していった
という背景になります。




同じステッチダウンでも何が違うのか??

基本的となる構造は
アッパーの端を外側へ折り返し
その革とミッドソールを直接縫い合わせる製法で

靴としての「目的」が違う為、作り方も異なります。


アメリカン・ステッチダウンは、1800年代に泥地や山間部等
過酷な環境下で働く労働者の為に作られたことが始まりです。
当時は堅牢なブーツはあるものの、固さや重さでなかなか馴染みにくく
そこに水や泥、砂利の侵入を防ぎながら
長時間に及ぶ作業時の着用にも締め付け感が少なく
柔らかい履き心地を実現するために開発されました。


耐久性を重視しライニングが加わり、更に履き心地の良さと組み合わさることで
ワーカーたちの疲労感も軽減されるよう考えられた仕様です。


変わってアンライニングのステッチダウンは
アンライニングということは、一枚革で作られており
柔らかさ・通気性の良さ・軽さ、履き心地・快適さを重視に作られた
日常使いしやすい仕様です。

ここまでお話すると、KOTOKAはどちらのタイプのステッチダウンか
お分かりになるかと思います。




KOTOKAの接客時には「革が山なりになった裾に縫いをかける」と
身振り手振りも交えながらご案内しておりますが
文字より画像をご覧いただく方が分かり良いですね。





アッパーの革が外側に向けL字に折られ
縫いつけられているのがお分かりになりますかね??


KOTOKAはアンライニングの一枚革で作られていますので
Clarks と同じ構造となります。


他の製法時にはウェルトというパーツが
アッパーとミッドソールの間にあるのですが
そのパーツもなく
ダイレクトにアッパーとミッドソールが縫われるので
歩行時にはグッと曲がってくれることで
返りの良さが履き心地にも繋がっています。


ステッチダウン製法の基本的な特徴として

・耐久性 
 アッパーとソールをしっかり縫い付け固定することが出来る

・馴染みの良さ
 屈曲性に優れソールの返りやすさが履き込むほどにフィット感を増していき
 長時間の着用でも疲れにくい



プラス、KOTOKAの接客時にお伝えする内容ですが
アッパー革が靴の内部に巻き込まれていないので
靴中の空間をフルに活かすことができ
同じ木型(オブリークラスト)の他モデル(セメント製法)と比較すると
ステッチダウン製法のモデルの方がややゆったりとした履き心地です。


単純に靴中にアッパー革の厚みがあるか・ないかの僅かな差なんですが


ご案内を踏まえ履き比べていただくと
『ほんまや~!』というリアクションをいただく機会も多いですね。
(デザインが違うことで履き心地が異なる点ももちろんあります)


アンライニングの為厚みのあるアッパー革が採用されていますが
野球のグローブのようにしなやかさも併せ持つ素材を選ばれておりますので
履き込むほどに馴染みやすく
軽さ・丈夫さ・履き心地の良さが両立されたKOTOKAの靴作り
めちゃくちゃこだわっていると思います。



もちろん修理を前提に作られていますので、
修理を重ね長く履き続けることができ
愛着のある一足になることは間違いなしかと思います。


状態にもよりますが、一番最初に行う修理としましては
ヒールの磨耗に対する修理になるかと思います。



一枚革ダービーに採用されているVibram2021ようなフラットなソールの場合、
ヒールの減った箇所の厚みを戻すヒールアタッチ等施工内容がございます。


          ↓


部分的な修理の後に全体的にソールのパターンがなくなってきたり
摩耗が気になる
着用時のグリップがききにくくなった
ソール一新したくなった等
オールソール・カスタム という流れになるかと思います。


乃屋では純正と同じような仕上がりのご希望はもちろん
ソールを別のタイプに変えてしまったり
製法変更を行うなどのゴリゴリのカスタムも承っておりますので
お気軽にご相談ください!


また修理事例に関しては別のBlogでご紹介できればと思います。



私たちがKOTOKAに携わりはじめた当初は
ラインナップの中でステッチダウン製法は一枚革ダービーのみ
たった1モデルだったのですが

現在では、

ならやまサンダル(在庫限り販売終了)
大和路ダービー
天平サンダル


とモデルも増えております!



製法のお話も踏まえながら、お試しいただくと
また今までと違った感じ方と出会っていただけるかと思います。


是非お気軽にお試しくださいませ!!



KOTOKAの特徴でもある革の個体差
素材を無駄にせず個性を活かし作られています
お手元に届いたものが
オーナー様だけの1点もの

是非乃屋にてご体感ください
お気に入りいただけましたら
お取り寄せをお承りいたしております




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返却時の送料無料でご対応いたします。
※受付時の送料はお客様負担となります。




みなさまからのお問合わせ・ご来店を心よりお待ちいたしております!

2026年07月14日 | Posted in ブログ